なぜ僕がDM102に異常な程にときめいてしまうのか? 「DM102」を徹底分析レビューする

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Tシャツ徹底分析レビュー

なぜ僕がDM102に異常な程にときめいてしまうのか? 「DM102」を徹底分析レビューする

2015年02月20日

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〜Tシャツは肌に一番近い服〜 だからこそ気になる事がたくさんある。
着てみなければ分からない、誰もが「気になる」部分を誰よりも詳しく徹底的にレビューするのがこのコーナー。さて今回取り上げるTシャツは…

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なぜ僕がDM102に異常な程にときめいてしまうのか?
DM102」を徹底分析レビューする

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DALUC(ダルク)が必要だった
先週レビューしたパーカー「DM106」を始めとして、プリンタブルボディ業界に圧倒的な支配力と商品力で影響し続けるDALUC(ダルク)。DALUC(ダルク)は【ファッショナブル】と【コモディティ】、この二律背反の要素を上手にバランスした商品展開で、ボディストアでも人気のブランドだ。もちろんプリンタブルボディ(プリントを前提としたブランクボディ)であり、価格も安く、在庫も豊富だ。

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DALUC(ダルク)が出現した背景にはアーティストのコンサート物販のブランド化と、アパレルの商品開発力の低下という二面がある。アーティストグッズは今やチケット販売やCD販売を凌駕する一大ビジネスだ。アーティストサイドのこだわりを強く反映する様になり、ファッションとしてこだわりを主張出来るボディが強く要望された。方やアパレル業界では低価格ファストファッションの台頭により、Tシャツ一型作るのにも生地を選び縫製するコストや労力を支えきれない事情がある。このようにTシャツを取り巻く業界ではアパレルや物販の上から下まで、様々な現場からファッショナブルでこだわりのるコモディティ商品の需要が強くなってきたのだ。


DALUC、セカンドシーズン
ダルクのファーストシーズン、それは2000年のDM001から始まった。薄い生地、短いソデと身丈。細身のシルエットなど、当時の流行を確実に押さえ、珍しいソリッドカラー以外にもシャーベットカラー展開も挑戦的だった。コレクティブストアでも数多くのDM001を売って来たが、2015年その役割を終え、廃盤が決定している。後継品番はDM301となる。これについては後日しっかりとレポートしたい。 そして2013年、DALUCのセカンドシーズンとしてDM101を始めとするトライブレンド生地のラインがキックオフした。トライブレンドとはコットン、ポリエステル、レーヨンの三種混合生地だ。コットンの着心地、ポリエステルの形状保持、レーヨンの柔らかさ、この3つの特徴を併せ持ち、独特の粗挽きメランジ(霜降り)カラーが特徴だ。詳しくは前回のDM106パーカー(これもDALUCセカンドシーズンの商品)レビューの「メランジカラーについて」を読んで頂きたい。 前置きが長くなったがDM102はこのトライブランドを使ったTシャツシリーズのVネック版だ。

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Tシャツの「ネック」について語ろう
前置きが長くなった、と言いつつ、まだこれは前置きかもしれないが続けよう…

皆さんはVネックTシャツを使っているだろうか。Tシャツのネックタイプは大きく分けて3つに分類出来る。それぞれ見ていこう。

◎クルーネック
クルーネックはおなじみの「丸首」と呼ばれるオーソドックスな形。リブの太さや穴の開き具合には皆様いろいろこだわりが出る所だ。広い開き位がオシャレなのは間違えないが、細いリブだと仕立てがよく見えるので品が良いオシャレに見える。

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◎Uネック
クルーネックに比べ、首周りの開き位を裾方向に広くしたのがUネックだ。Tシャツは首周りが狭いと顔が大きく見えてしまうので、日本人には馴染みがよいかもしれない。あまり深く開いて露出が多くなるとイヤらしくなってしまうので、バランスが大切だ。

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◎Vネック
今回のDM102はこのVネック。ご存知V字型に胸元が開いたネック。いわゆる「チャラ男」ファッションで最近注目されたのが記憶に新しい。シャープな縦ラインはドレスライクに見せてくれるが、前記の通りやりすぎると(Vが深いと)チャラ男やギャル男になっていくので注意が必要だ。

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その他にヘンリーネック等も無くはないが、基本はこの3つだ。


「ナチュラル」と「耐久性」は反比例?!
やっと本題に入れる。このレビューシリーズは「徹底分析」がテーマなので文章量に制限はない。とにかく納得いくまでレビューするのがルールだ。 まずこのDM102またはDM10Xシリーズを語る上で重要なポイントは「耐久性」だ。 もう2年ぐらいは同じDM102を着ているが全くヘタらない。これにはTシャツのプロである私も正直驚いている。もちろん1枚ではなく数枚をローテーションで着ているが、そのことを差し引いてもこの堅牢性には脱帽だ。コットン100%の場合だと型は崩れ、生地感もごわついてくる。それも悪くないが、DM102は独特のやわらかさもずっと健在なのだ。このメランジカラーは独特のナチュラル感をもった素材だが、通常ナチュラルな素材は洗濯に弱い。どんどん劣化していく。しかしDM102にはその兆候が見られない。 繰り返すが、この堅牢性には本当に驚く。トライブレンド恐るべし。


最高のコストパフォーマンス
私はこのDM102のオーセンティックグレー/Mサイズを5枚をローテーションしている。一枚821円なので合計4,105円だ。4,000円だと思うと1枚分の値段でもおかしくないし、惜しくない。前記の耐久性を考えてもこのコストパフォーマンスは特筆に値する。


シャツのVラインを活かせ
フォルムはスリム。ピタピタではないがお腹がふくよかだとジャストサイズは少し目立つ。筆者は176cmの筋肉質でMサイズがベストフィットだ。袖は短め。Tシャツを重ね着するときは上にしたい。 オススメはシャツのインナー使いだ。「シャツの下はいつも素肌」という方はさておき、インナーに何か着るときはシャツのVラインを活かすためにもDM102をオススメしたい。特に第二ボタンまで開けるときはインナーもチラチラ見えるので色も含めシャツとの組み合わせを研究してほしい。

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プリントは入っていなくても生地の存在感で十分に乗り切れる。ただ、もし何か一工夫欲しければこんなワッペンを胸に入れるのはどうだろう。小さいものがよく似合う。

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各部位チェック
DM102の細部を徹底的に調べていこう。

首周りは?(狭←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→広)
しっかりとした作りを感じる首周り。リブの太さは細め、開口部は適度に抑制が効いた広さ。Vネックの特徴をうまく生かしている。流行最先端ではないが古さも感じない。品があるVネックだ。

着丈は?(短←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→長)
少し短く感じるかもしれないが、ジャストサイズで着れば、かがんで背中が出てしまう事はない。しかし部屋着としては少し心もとないかもしれない。

身幅は?(細←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→広)
適度にタイトだ。中肉中背なら問題ないが、お腹がふくよかな人は少し目立つかもしれない。

袖丈は?(短←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→長)
短め。Tシャツ重ね着するなら上に着る方だ。アームホールも少し狭いので肩や上腕の筋肉が発達した人には少しキツイかもしれないが、筋肉は綺麗に見せてくれる。

生地は?(薄←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→厚)
4.3オンスは数字上は薄く感じる。実際着ても厚めな生地ではない。しかし頼りないかというとそんなことはない。見た目にもメランジカラーの重層感が生地の薄さを感じさせない。

シワは付き易い?(付き易い←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→付きにくい)
レーヨン/ポリエステル混合のおかげでシワは全くと言っていいほど付かない。海外旅行の荷物の一番下に押し込んでもシワにならない。ポケットに突っ込んでも、取り出してすぐに着れるほどだ。特筆に値する。

洗濯堅牢度は?(悪←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→良)
極めて高い。2年間、ヘビーローテーションしたが全くヘタリが無い。特筆は乾きの速さだ。

プリント適正は?(難←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→適)
シルクプリントの適正はコットン100%の生地に比べると悪い。ポリエステル生地が50%入っているので、特殊な下地処理をしない限り、ブリードと言って生地の染料がプリントしたインクに染み出してくるリスクがある。処理をするか特殊なインクを使えば大丈夫だ。インクジェットは淡色なら問題ないが、濃色はリスクが高い。

コストは?(安←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→高)
ボディストア価格はこちら。ボディストアの中では少し高価な部類に入るが、前記の耐久性を考えるとコストパフォーマンスは極めて高い。数枚を着回すとさらにコスパが良くなる。

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DM102をどう使う?
どんなシチュエーションに向いているかを見てみよう。

イベントTシャツとして? ★★☆☆☆
難しい。サイズや色の展開が独特なのでイベントの内容をかなり選ぶ。色とサイズが希望通りにあって、商品にこだわりを表現したければ、最良の選択となる。

チームTシャツとしては? ★★☆☆☆
難しい。多くの人や多様性を取りまとめるような多目的ウェアとは考えないほうが良い。

プレゼントしては? ★★★★★
オススメ。無地ならばベストサイズでカラーいっぱいの5枚パッケージにして渡す。パーソナライズするならイニシャルの刺繍を胸に小さくワンポイントで入れるか、小さなワッペンをつけたい。

部屋着や寝巻きとしては? ★★★☆☆
サイズ感が若干タイトなので最高の部屋着とは言えないが、着心地の良さは捨てがたい。寝間着にしてもポリエステルのおかげでドライ感がある。

運動着や作業着としては? ★★★☆☆
サイズ感や成り立ち的には一見向かないように見えるが、ポリエステル50%なので水分吸収も良く、乾きも速い。意外と使える。

オシャレな外着としては? ★★★★★
オススメ。夏はこれ一枚でいい。メランジカラーの存在感が効いている。

下着としては? ★★★★★
オススメ。魅せる下着としては最高の選択。シャツの第二ボタンまで開ける着方を強く勧めたい。

子供服としては? ★☆☆☆☆
サイズ展開がメンズSサイズからなので子供服には向かない。着るなら高校生になってからだ。

レディースとしては? ★★☆☆☆
サイズ感が合えばS〜Mサイズを使える。元々タイトな作りなので親和性は悪くない。

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バイヤーズガイド
ポイントはずばり「Vネック好きですか?」。
そもそもVネックを好まない人にはオススメ出来ないのは当然だが、好き、または興味があるならこれ以上の選択は無い。「シワにならない度」も抜群なので旅行のお供にも良い。私はカバンの中に一枚必ず入れている。クルーネックが良い人は同じ生地のDM101がある。こちらはサイズや色展開がDM102より豊富だ。

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私にとってのDM102…
どうやったらこのTシャツへの愛を伝える事が出来るだろうか、と考えて導かれた言葉は「どうしてもこのTシャツを手放す事が出来ない」。本当に毎日着ている。毎日Tシャツに接していて様々な品番を試着する機会があるが、これに勝るものに出会えない。

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もちろん極めて個人的な意見である。Tシャツは万能にあらず。あらゆる人のこだわりを一つの製品で解決は出来ない。なので数百種類に及ぶ製品が存在するのだ。サイズ感、生地感、リブ、ネック、袖、タグなど様々な要素に様々なこだわりが存在する。

そんなTシャツの大海原を毎日必死で泳いで、やっと辿り着いたのがDM102なのだ。

ただし、ずっと私の脇腹をくすぐり続けるネームタグの位置は唯一の改善点かもしれない(笑)そんなDM102はこちらから購入できる。

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body_DM102_main.jpg DM102/ LIGHT FIT TRI BLEND V-NECK T-SHIRTS トライブレンドのコントラストがナチュラルな風合いを表現。薄手の混紡素材を使用した生地が柔らかな着心地です。Vネックが上品なセクシーさをプラス!(6カラー,4サイズ)
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