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Tシャツ徹底分析レビュー

Tシャツ業界の絶対的スタンダード 「085CVT(00085CVT)」を徹底分析レビューする

2015年01月23日

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〜Tシャツは肌に一番近い服〜 だからこそ気になる事がたくさんある。 着てみなければ分からない、誰もが「気になる」部分を誰よりも詳しく徹底的にレビューするのがこのコーナー。さて今回取り上げるTシャツは…

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Tシャツ業界の絶対的スタンダード 「085CVT」を徹底分析レビューする

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プリンタブル専用ボディとして開発
業界では「CVT」とか「085」と言えば、誰もがハイハイとうなずくこの品番。 ちまたではネームタグにあるロゴを読んで「PrintStar(プリントスター)」と言われる事もちらほら。でも実は「PrintStar」はブランド名。同ブランドには他にも様々なモデルがあるので注意が必要だ。 このようなブランド名であるが故、モデルとしての成り立ちは、実はプリンタブルボディ、いわゆるイベントやスタッフT、チームTやグッズ、物販などで何かデザインをプリントする為に専用で使用されるTシャツボディとして開発されたのだ。

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1999年に登場したこの085CVT、2015年1月時点でカラー数は50色、サイズは16サイズ、これらをかけ算したSKU(Stock Keeping Unit)の合計数はなんと800種類以上。1品番としては驚異的な数(カラー数やサイズ展開は変更される可能性があります)。 年間販売数日本一を誇るこのモンスターTシャツは、現在庫数も400万枚規模。中国にはCVT専用の工場が稼働しており、通年通して常に安定した在庫数を誇る。 もしかしたらあなたのタンスにも1枚位は入っているかもしれない。

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生地厚め、かたち普通、色サイズ多め
生地は5.6オンスと最近のトレンドからすると結構厚め。ただ着た時にごわごわするといった着心地の悪さや緊張感は全く感じられない。しかしもっと着心地のいい柔らかい生地もあるので、比較的には少し生地に固さは感じる。これは「しっかりと守られている」とも取れるので、決して悪い意味ではない。「生地厚め、かたち普通、色サイズ多め」ラーメンの注文に比喩すればこんな感じだ。 注目してほしいのはレディースサイズ(WS、WM、WL)の展開。これはCVTの中では特異な存在で、なんとボディシェイプがレディース専用設計となっている。首周りは広く、リブは細め、更に肩幅がオリジナルよりかなりスリムになってオシャレなボディになっているのだ。これは生地の厚さと相まって実はかなりオススメである。もちろん白であっても透けて困る様な事はない安心感はそのままだ。

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ゆったりとしたサイズ感
「気持ち大きめ」と思ってほしい。普段のジャストサイズで選ぶと比較的ゆったりとした着心地になるはずだ。世の中には様々な体型の人がいるので、それらを全てカバーするという意味では16サイズという途方もないサイズ展開と相まって、妥当なサイズ感である。スリムに着たければワンサイズ落とす事をオススメである。 下に085CVT(左)とDM001(右)のMサイズ着用時の比較画像を用意した。これを見ても一目瞭然だが、DM001(右)がジャストサイズなのに対し、085CVT(左)は若干ゆとりがあるのを確認できる。

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ジェームスディーンならば...
体型に自信があるなら「ジーンズにTシャツ1枚」の様に出来るだけシンプルに着こなしたい。そう、ジェームスディーンの様に。それでもやはり無地で着こなすには相応の体型が必要だろう。

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着るならやはりプリントが入っていた方がいい。デザインはシンプルなビックプリントが良く似合う。大きめサイズはストリート系やヒップホップ系ファッションにも良くフィットするだろう。

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各部位チェック
085CVTの細部を徹底的に調べていこう。

首周りは?(狭←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→広)
しっかりとした作りを感じる首周り。リブの太さは太め、開口部は決して広くなく、作業着時代のオールドテイストを感じる頑丈な印象ですが、やはり今の流行からは少し外れた印象。とはいえタイト過ぎて首が苦しくなる事は無い。レディースは広めにアレンジされている。

着丈は?(短←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→長)
長過ぎず、短か過ぎず、日本人体型にはフィットする。オシャレに着こなそうとすると少し長く感じる事もあるが、多くの人が納得出来る着丈だ。

身幅は?(細←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→広)
近年スリムTシャツも一般的になったが085CVTの身幅は若干広め、年齢層を選ばず安心して着られます。着丈とのバランスからカチッとしたボックス感がある。

袖丈は?(短←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→長)
アームホールが若干広めに取られていて、着心地が良い。二の腕が半分以上隠れる事もあるため、少し長めに感じるかもしれない。

生地は?(薄←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→厚)
5.6ozとは最高に分厚い生地の80%位といった感覚で、Tシャツの中では結構厚め。1枚で着こなしてもパリッとした印象。100%コットンの生地目はかなり細かくフラット。ヴィンテージ感などはあまりないが発色は凄く良い。そういう意味では以外とフォーマル。

シワは付き易い?(付き易い←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→付きにくい)
生地の厚さがあるのでシワは付き易い印象だ。洗濯した後はしっかりシワを伸ばして干したい。また荷物に入れる時はあまり強く詰め込まない方がいい。

洗濯堅牢度は?(悪←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→良)
かなり高い方だ。首周りは洗濯10〜15回でへたりを感じてくる。首のリブが内巻きになって来たら変え時だ。

プリント適正は?(難←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→適)
「PrintStar」の由来通り、プリント適正は極めて高い。インクのりや定着性が良く、プリント現場からも評判が高い。CVT専用の工場で作られる安定した品質も見逃せない。細かなデザインや色鮮やかな表現も得意。インクジェット、シルクスクリーン、転写などあらゆるメディアに高い適正を持つ。

コストは?(安←◯◯◯◯◯◯◯◯◯→高)
ボディストア価格はこちら。必要な寸法の生地をユザワヤさんで買ってきても、この金額には収まらないだろう。極めて妥当であり優等生な価格である。

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085CVTをどう使う?
どんなシチュエーションに向いているかを見てみよう。

イベントTシャツとして? ★★★★★
オススメ。まさにCVTの真骨頂。イベントはこのTシャツがあるべき場所です。50色/16サイズ展開は、買う人にとっても売る人にとってもまさに現場の見方。そう売っているスタッフさんの着用率も高いのです。CVT着てCVTを売っているのです。

チームTシャツとしては? ★★★★☆
安価で財布に優しく、在庫数も安定している。広い守備範囲をカバーしているので、皆で数を揃え易い。ただし運動系サークルなどには素材がドライでないため若干不向き。

プレゼントしては? ★★★☆☆
もしプレゼントにするならベーシックウェアとして、好みそうなカラーを微妙な色違いで10枚ぐらいをボリュームラッピングすれば悪くないかも。実用的だけどカラフルさでオシャレに見せるのがツボ。

部屋着や寝巻きとしては? ★★★★★
オススメ。最高の部屋着ではないでしょうか。厚め生地は急な宅急便に慌てる事もありません。コットン100%の着心地を感じる事が出来る。

運動着や作業着としては? ★★★☆☆
ドライ系の生地に比べるとコットン100%の生地は、多くの汗をかく運動や作業には向かない。水分吸収は良いが、乾きがドライ系に比べると悪い。軽度な運動や作業には最適。

オシャレな外着としては? ★★☆☆☆
体型を選ぶでしょう。マッチョな体型であれば、ジェームズディーンの様なブルージーンズ&ホワイトTシャツで決める事も出来ます。パーカーやブルゾンのインナーとしてはオススメ。

下着としては? ★★★★☆
冬は特に。しっかりインして着れば上着が薄手でもかなり寒さをしのげる。ビジネスシーンでYシャツの下に着るのにも良い。ただしシャツの第二ボタンまで開けると太いリブが顔を出すので勧められない。

子供服としては? ★★★★☆
専用のキッズサイズ(100cm〜)を豊富に用意している。子供が大好きなポップカラーをたくさん用意してあるのでお好みを選る。

レディースとしては? ★★★★★
オススメ。レディス専用サイズは前記の通り、シェイプも専用設計。広めの首周り、細めのリブと肩幅はかなりオシャレなレディースTシャツに仕上がっている。

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バイヤーズガイド
ポイントはずばり「サイズ選び」。体型に左右されるので一概には言えないが、1サイズ変わると長さや幅が3〜4cm変わってくる。前記の通りジャストフィットはワンサイズ下を選ぶべしと心得たい。普段のサイズだと少しゆったり目となる。 価格が安いので自分で着る分を買うなら、普段のサイズと一つ小さいサイズの2サイズを揃えて、家では大きい方、外では小さい方などと使い分けるといった工夫をしてみたい。

私にとってのCVT‥
もう20年以上も販売を続けたCVT。今回このように改めてCVTを眺めて、着て、文章に起こしてみて、改めてこのボディの対応力の高さに驚かされた。もちろん最新のファッションではない。シャレオツな雰囲気はほとんど感じられない。もしそう期待して着たなら、求めていたものとの違いにがっかりする事もあるだろう。 このボディのポジションを考えた時に一瞬「白物家電」という言葉が浮かんだ。 コモディティの象徴の様なTシャツだ。悪くない表現だと思ったが、もう少し積極的に考査してみる。 コンバース、ジッポー、MA-1、ヘインズ、コカコーラなどといったブランドイメージを得る事が出来るだろうか。品質や出荷量としてはその域に十分達している。が、どうしてもやはり届かないのだ。しかし、よく考えればブランド感がない事こそが、このボディにとっては実に重要な事だと気が付いた 何せネームタグには「PrintStar(プリントスター)」と入っている。何らかのプリントという息吹を吹き込んで初めて衣類として成立する事を前提に作られたボディなのだ。CVTを語る時、それを忘れてはならない。 では私にとってCVTとは、なんだろうか。 それは「コンビニまで行ける部屋着」である。気が付けば、お気に入りのデザインをプリントしたCVTを、夏も冬も部屋で着ている。筆者は176cm中肉中背で普段はMサイズだが、部屋ではLサイズをゆったり着る。そのまま寝てしまって寝相が悪くてもお腹はなかなか出てこないので寒さで起きる事もない。もちろん透ける心配も無い。出張や旅行にも必ず数枚持っていく。 寒いときはDM106を羽織れば、完璧な「部屋着コーデ」の完成だ。

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「絶対的安心」。 凄く良くはないが誰も変だと思わない。 私にとってCVTは部屋着のマスターピースなのだ。 そんな085CVTはこちらから購入出来る。

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085-CVT-003.jpg085CVT/ BASIC STYLE T-SHIRTS
5.6ozの世界の定番モデル。レギュラーシルエットは着る人を選ばない、少し大きめ、ゆったりめのサイズ。適度な厚みのベーシックヘビーウェイト。(50カラー,16サイズ)

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