天の使い。なんと幸せな浮遊感を持った言葉だろう。 赤ん坊は大概、猿か天使に例えられるが、誰も本物を見たことがないとしても、どうせなら天使がいい。「ベルリン・天使の詩」という映画を観てから、天使はそこら中にいる、と妄想するのが好きになった。